古代コインのグレードから人気の代表的コインまで徹底解説!

古代コインのグレードから人気の代表的コインまで徹底解説!

古代コインを好んで収集する投資家や富裕層は国内外に多く存在します。
紀元前に発行されたその時間の長さ、そして歴史に名を馳せた国王たちが描かれたコインを手にすると、そのロマンに心が踊るからでしょう。

その古代コインが、資産運用として投資的に価値(見込み)があるかを、今回は著名なHeritageAuctionの過去数年間の落札実績を元に考察してみました。

結論から言うと、古代コインは「保全にはなるものの、やはり投資には向いていない」というのが、今回の調査を通じた見解です。

理由としては、

      知名度がまだ低く、よく分からないので手が出しにくい=参加者が増えないこと
      それにより出口としてもリスクがあること
      何より、コインごとに模様やデザインがバラバラなので、一概にグレードだけでは価値を測れないこと

などが挙げられます。

やはり古代コインは、保全としての要素ももたせつつ、
その歴史のロマンに浸りながら、趣味やお守りとして楽しむに最適なものと言えるでしょう。

古代コインのグレードの見方( NGC社の場合)

古代コインは一般的なコインと違い、その形状が1つ1つ違うことから、特殊なグレードの付け方をされます。通常の流通貨でも使用される、傷や使用感などの状態を評価したMS,AU,XF,VF・・・という評価に加え、Strike/Sufaceという打刻具合と表面状態の良さを5段階評価した、2軸で評価が決まります。

グレード
一般的な流通貨に加え、ChやGemなどが付き、下記のように下に行くほど状態が良くなります。

XF・・・XF40 
Ch XF・・・XF45
AU・・・AU50~53
Ch AU ・・・AU55~58
MS ・・・MS60~62
Ch MS ・・・MS63~64
Gem MS ・・・MS65~70

Chというのは、Choiceの略で、XF,AU,MSのそれぞれの同グレードの中でも、状態のより良いものを選ぶならこれ、という意味合いで付くプラス評価です。

Gemは、よくモダンコインでもGem Proofなどの特殊グレードがあったりしますが、Gem(宝石)という名前の通り、非常に美しい状態を意味し、65~70の鑑定数値が付く美しさ、という意味合いです。

この他にもプラス評価を意味する★や、「肖像がコインの中央に綺麗に打刻されているか」といった評価点であるFineStyleという評価が付くものがあります。

 Strike(打刻)とSurface(表面状態)
Strikeは打刻された肖像が鮮明に刻印されているかを評価し、Surfaceは表面状態のツヤの良さなどを表します。

古代コインの代表的コインと人気について

世界最初の金貨:リディア王国 クロイソス王 スターテル金貨

古代コインのリディア王国クロイソス王スターテル金貨の評判

世界初の金貨と言われるリディア王国クロイソス王の時代のスターテル(ステーター)金貨。ライオンと牛が衝突しているデザインも人気の秘密で、重量によって10gのヘビーシリーズと8gのライトシリーズの2タイプがあります。
非常に希少でもあるため高価で、ユニバーサルコインでもコイン価値の評判が高く、取り扱い数は過去数回しかありません。

アレキサンダー:マケドニア王国アレキサンダー3世スターテル金貨

古代コインのマケドニア王国アレキサンダー3世スターテル金貨

アレキサンダーといえば、古代マケドニア王国にて若くして覇権を握り、領土を大きく広げた人物。コインの肖像には、アレキサンダー大王の肖像ではなく、表面にアテナ女神、裏面には勝利の女神ニケが描かれております。

詳細はこちらよりご覧いただけます。

女性に人気“フクロウ”銀貨:アッティカアテネ テトラドラクマ銀貨

古代コインの女性に人気“フクロウ”銀貨:アッティカアテネ テトラドラクマ銀貨の評判

一般的にコインの世界では、銀貨よりも金貨の方が圧倒的に人気で、地金としての価格差以上に、その価値に大きな差があります。
しかし、このフクロウ銀貨はデザインが可愛いことから、ペンダントなどアクセサリーに利用されることも多く、古代コインの中でも評判が高く、人気の古代コインのひとつ。

ギリシャのユーロ硬貨には、このフクロウのデザインが採用されています。

古代コインのギリシャのユーロ硬貨の評判

市場でかなりの数が出回っているため、希少性には乏しいですが、状態やデザインが良いものは少なく、そういったものにはより人気がでますが、そこまで高値になることはありません。